当社は、細胞機能の解析に特化した研究を行っており、当社独自のタクシスキャンテクノロジー*1(TAXIScanTM technology)は、走化性など細胞の持 つ各種の機能を詳細にしかも少量の細胞で測定出来る、世界の製薬会社から注目されている技術です。このほど世界的化粧品会社であるロレアル社から当該技術を使用した受託 研究依頼を受け、共同研究への発展も見込めることからこれを引き受けることと致しました。当社は契約期間中、対象となる研究のための実験体制を確立し測定データの収集を...
平成 20 年5月 14 日
各 位
会社名 株式会社エフェクター細胞研究所
代表者名 代表取締役社長 ▇▇ ▇▇▇
(コード番号 4567 名証セントレックス)問合せ先 執行役員 経営管理部長 ▇▇ ▇電話番号 ▇▇-▇▇▇▇-▇▇▇▇
ロレアル社との受託研究契約締結に関するお知らせ
当社は、ロレアル社(フランス)より毛髪形成に関わる受託研究の申し込みを受け、本日開催の取締役会において受託研究契約実施を決議し、契約の締結に合意致しましたのでお知らせします。
記
1.受託研究契約の概要
当社は、細胞機能の解析に特化した研究を行っており、当社独自のタクシスキャンテクノロジー*1(TAXIScanTM technology)は、走化性など細胞の持つ各種の機能を詳細にしかも少量の細胞で測定出来る、世界の製薬会社から注目されている技術です。このほど世界的化粧品会社であるロレアル社から当該技術を使用した受託研究依頼を受け、共同研究への発展も見込めることからこれを引き受けることと致しました。当社は契約期間中、対象となる研究のための実験体制を確立し測定データの収集を行うことにより、ロレアル社より研究費を得ることになります。
2.受託研究の内容
(1)契約期間 :平成 20 年 6 月 1 日~平成 20 年 10 月 31 日 (2)研究内容 :毛髪形成に関わる細胞機能の測定
3.ロレアル社概要
(1)2006 年度連結売上高 :約 2 兆 5 千億円 (2)連結従業員数 :約 6 万人
(3)本社所在地 :クリシー(Clichy)、フランス
4.今後の見通し
当該契約が今期の業績見通しに与える影響はありません。
【語句説明】
*1 タクシスキャンテクノロジー
当社独自の細胞機能解析技術で、当社のCDD (Cell based Drug Discobery: 細胞を用い た医薬品の探索)を支える基盤技術です。当社ではこの技術を用いて、世界的な大手製 薬企業のひとつでるアストラゼネカ社と共同研究契約を締結、新薬開発に有効な新しい バイオマーカー*2の探索を行うなどオーダーメイド医療の発展に貢献しております。また、この技術を使った細胞機能解析装置を開発し、国内外の研究機関に利用されています。
*2 バイオマーカー
尿や血液中に含まれる生体由来の物質(細胞も含む)で、生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標(マーカー)となるものを指します。例えば、腎機能を評価するために測定する尿中に含まれるアルブミンや、肝機能の指標となる血液中の GPT、GOT等は良く知られているバイオマーカーです。バイオマーカーはある特定の疾病や体の状態に相関して量的に変化するために、そのバイオマーカーの量を測定することで疾病の診断や効率的な治療法の確立等が可能となります。
以 上